ウルトラマンメビウス・CREW GUYSを支えるテクノロジー 円谷公式情報のご紹介
◆METEOR(メテオール)とは?
Much Extreme Techno Origin(地球外生物起源の超絶技術)の略。
隕石=地球に落ちてきた異物とのダブルミーニング。
過去に宇宙人の残した残骸などを総本部が研究し、手に入れたテクノロジーの総称。 すべて、地球人による独自研究・独自開発ゆえに、やや危なっかしい技術・不安定な技術もある。
GUYSの性質上、当然その大部分は軍事用(但し殺傷兵器だけとは限らない)であり。 未解明と安全保障を理由に民間への技術公開はなされていない。
過去の防衛チームの装備として、既に採用されていたレベルの技術はMETEORには含まれない。
従来技術のみで賄われていたGUYSの装備による攻撃は、 四世紀ぶりに出現した強力な宇宙怪獣との戦いの前には全くの無力で、壊滅に近い打撃を受けたため、 急遽、配備・使用が決定された。(但し、未解明のまま投入を余儀なくされた技術も存在する)。
総本部は、METEOR兵器の使用には極めて神経質で、極力遣わずに対処させようとしている。 また、メテオールのいくつかは、 人体への負担や発動限界による時間制限として1分間というタイムリミットが設けられている。
◆「METEOR」の技術
★マニューバモード
GUYSガンウィンガーから飛行メカがメテオールを発動する際のモードが「マニューバモード」 であり、マニューバモードに変形する際に展開する完成制御翼が「イナーシャル・ウィング」である。
これが開かれると、空力的に不可能な機動、空中での急停止や折れ釘ターンのようなUFO的飛行が可能となる。 (マニューバモードの発動は、最大60秒がリミットである。)
★トランスロードキャニスター
ガンウィンガーのマニューバモードで展開されるミサイルランチャー。 通常は“スペシウム弾頭弾”が装填されている。 (トランスロードキャニスターには、遠隔装填装置が内臓されており、 緊急時にはフェニックスネストに用意されているミサイルをテレインシステムにより装填することもできる。)
★スペシウム弾頭弾
ガンウィンガーがメテオールを解禁、マニューバモード時に使用が可能となる特殊ミサイルで、 火星で採掘されたスペシウムからメテオールの力で生成したエネルギーを弾頭に仕込んだミサイル。
但し、メテオールの力をもってしても、ウルトラマンの光線ほどスペシウムの純度は高くないため、 スペシウム光線より破壊力は劣る。 (つまり地球人はまだ、スペシウムからウルトラマンの光線に匹敵するエネルギーを採取するテクノロジー までは持ち合わせていない)。しかし、それでもその使用には厳重なる注意が必要な特殊ミサイルである。
★マケット怪獣
GUYS総本部に蓄積されているか、この怪獣データをもとに再現された。メテオールによって再現され、 大型分子マケット(Maquette=精巧な人形の意で、マケット怪獣は生物ではない)。
データカプセルをメモリーディスプレイにセットし、カプセルを投射。
「リアライズ」という電子音がコールされると、カプセルに封入されたナノマシンと フェニックスネストにより転送される高エネルギー分子ミストから、 データに記録された怪獣に似た容姿を再現して実体化、命令を実行する。
この怪獣が実体を維持していられるのは1分間。マケット怪獣の実体中、 メモリーディスプレイのモニター内はカウントダウンのタイマー表示となり、 1分を過ぎると「バニッシュ」という電子音がコールされ、同時にマケット怪獣は分子に崩壊して消滅する。
マケット怪獣の康生材料となる高エネルギー分子ミストは、いわば科学的に合成されたエクトプラズムである。 フェニックスネストの周辺地下に建設された、直径10キロの円還粒子加速器に直結するミストチェンバー内に、 燐光を発する濃い霧によう姿で精製され、テレインシステムによって転送される。
転送先の空間は、データカプセルから散布されるナノマシンが確保する。 (ナノマシンが混ざってしまうので、同じ仕組みで生物を転送することは不可能)。 この分子ミストは1分間しか励起状態を保つことが出来ない。
また、チェンバーの容積の問題から、一度に一体分しか作り出すことができず、 そして再び励起状態にまでエネルギーを高めるのに一時間を要する。つまり、 マケット怪獣は(データカプセルを複数用意したとしても)一体ずつしか出現させられず、 再使用には一時間待たなければならないのである。