ウルトラマンメビウスのファンサイト・メビウスベルト【石森章太郎と山田ゴロ】

管理人レイゴのオススメ、ヒーローイベント紹介【憧れのヒーロー原画展】

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石森章太郎の魂の伝承者 山田ゴロ

石森章太郎、天才を語るにふさわしい人物、管理人が憧れるクリエイターの1人である。 仮面ライダー・変身忍者嵐・イナズマン・キカイダー・ゴレンジャー・・・。  

石森章太郎の変身するキャラクターには、ある要素が必ずあった。  それは009のころからずっと同じである。主人公は望みもしないのに、変身する体にされてしまう、 必ずしも、その力を喜んでいない。常に、劣等感に悩まされているのだ。

そうなってしまうのは、意識的なのか、自然なのかは 分からないが、我々は、影のある主人公に、どこか惹かれてしまう。

その石森章太郎の愛弟子、山田ゴロ、その人の原画展が今回開催されるということで、 たくさんの方の目に触れていただければ幸いと思いご紹介します。

「キカイダー」のテレビ化が 決定した当時、キカイダーの連載が雑誌、「少年サンデー」 に決まった。しかし、石森章太郎は、もはやこれ以上、描く仕事を増やせない状態だった。

石森章太郎はアイディアの湧き出る泉のような人だったという。 そこで、キカイダーだけの、マンガ制作グループを作ろうということになり、そのグループに山田ゴロは参加した。

制作グループは、石森章太郎のもとでアシスタントをしていた 「菅野誠(ひおあきら)」「土山芳樹」のふたりと、 墨汁三滴にいた「細井雄二」そして山田ゴロの4人である。 

制作方法は、石森章太郎がネーム(ストーリー構成)コマ割り、下絵までをする。 メンバーの彼らは、人物から 背景・仕上げまでをする。 ただこれだけのことだ。しかし、これがたいへんなことだった。

本来なら、石森章太郎本人がネーム(ストーリー構成)コマ割り、下絵・人物のペン入れまでをする。  そして、ベテランのアシスタントが、重要な背景をまかされ 他のアシスタントが、 ほとんどの背景と仕上げをすることになる。  しかし、制作グループには、そんな流れがないのだ。

石森章太郎のところへ下書きの入った原稿を、もらいに行く。  石森プロに全員集結する。  そして、ページ数を4人で分ける。 淡々と書いてしまうとこれだけのことだが、山田ゴロは最初の時のことを今でも忘れないという。

石森章太郎は、練馬の桜台駅のすぐ近くにある、「ラタン」という喫茶店でネームをとったり、 編集者と打ち合わせをするのが日課だった。

絵本やキャラクターグッズのカットの監修も、ここでしてもらう。  石森章太郎と自由に会えることが、うれしかった。いつでも、批評や指導してもらえることがうれしかった。というのだ。

石森章太郎は「これじゃだめだ」と、いったことがないという。 「ここは こうして、ここは、こんなふうに・・・そうすれば、OKだ」という具合に、 時には ネームを とるために持ってきた 原稿用紙に、ラフデッサンなどを、具体的に 描いてみせた。  くやしいことに、弟子達が一生懸命描いた絵よりも、石森章太郎のラフのほうがいきいきと描かれていた。 


石森章太郎は病床の中でも、いつでもマンガのことを考えていたという、 「元気になったら、これを描きたい、あれも描きたいと・・・・。  でも、それは叶わないことだと、 知ったようです。 そして家族に、一人一人に言葉を残してくれました。  そして、静かに目を閉じ・・・・泣いていました。」
石森章太郎の最後を看取った家族の言葉だった。

「ぼくが、子どものころ、マンガ家になりたいと思った時から、ずっと憧れていました。 そして、今も変わりなく、憧れつづけています。 先生のペン先から、魔法のように産み出された、たくさんのキャラクターたち。

その、キャラクターたちが演じた、愛と勇気。 ぼくは、忘れません。そして、なによりも、人間 「 石森章太郎 」を、ぼくは、忘れません。 ありがとうございました・・・・・先生。」
そう綴る、石森章太郎の魂の継承者の原画展です。

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□ 山田ゴロ 代表作 :

文中敬称略

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